「稲森和夫氏の経営観」
ビジネス心理コンサルティングの林 恭弘です。
『現在の社会は、不正が平然と行われていたり、利己的で勝手な行動をとる人がいたりと、決して理想的なものではないかもしれません。
しかし、世の中がどうであろうと、私は「人間として何が正しいか」を自らに問い、誰から見ても正しいことを、つまり、人間として普遍的に正しいことを追求し、理想を追い続けようと決めたのです。
「人間として正しいことを追求する」ということは、どのような状況に置かれようと、公正、公平、正義、努力、勇気、博愛、謙虚、誠実というような言葉で表現できるものを最も大切な価値観として尊重し、それに基づき行動しようというものです。
いま考えてみますと、何の経営の経験もない私が、京セラやKDDIをそれなりの企業に育てることができましたのも、このような「人間として正しいこと」をひたすら追求してきたからだと思うのです。』
稲盛和夫氏 「致知」1997年11月号掲載より
ご高齢になられてもJALの再建に使命感を燃やし、見事に軌道に乗せられた稲盛さん。
中村天風氏、松下幸之助氏の「人間観」を継承されている「日本の心を代表する経営者」ですね。
経営だけではなく、人としてあるべき姿を私たちに示していただいています。
***ビジネス心理コンサルティング ***
*******BMC*******
林恭弘より
- 2012.07.23 Monday
- 心に効いた言葉
- 09:59
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- by 林ヤスヒロ